金曜日のスポーツ走行はあいにくの雨･･･午後にはやんできたものの、路面は乾いているところとそうでないところとあり、 難しい状態。そんな中大治郎選手は周回をこなし、トップタイムをマークする。予選に期待がかかる･･･ 　
　そして土曜日予選１回目、Ｂグループで走った大治郎選手は唯一５７秒台をマークしトップへ。そして２回目、Ａグループで走った嘉陽選手が５７秒台を マーク、Ｂグループでは予選終了間際に山口選手も５７秒台へ入れトップへ浮上。負けじと大治郎選手もタイムアタックをし、ラスト１周でトップに立ち、無事終了･･･筑波サーキットでの予選は、Ａ・Ｂグループと分かれているため、一体誰がＰ．Ｐなのかわからない･･･ 急いでリザルトを確認しに行くと･･･大治郎選手−0'57.541、嘉陽選手−0'57.884、と0.03秒差で大治郎選手が上回り今季２回目のＰ．ＰをＧＥＴ！！ ここまですべてトップタイムをマークしている大治郎選手。決勝はいけそうな予感･･･

　そして迎えた決勝日。朝のフリー走行では、嘉陽選手に続く２番手となったが、タイム差もあまりないということで問題はなさそう･･･
決勝までの時間をＯＦＦ会を開催したり、大ちゃんの話をしたりと楽しく過ごす。大ちゃんに話しかけることもでき、調子はどう？と聞いてみると、「ふつう･･･」とだけ返ってきた。どうなる決勝は･･･？？ 　スタート時間が近づくにつれていつもの緊張感がやってくる。大治郎選手の登場をSHOEIの近くで待つが、なかなか現れない･･･ようやく現れた大治郎選手が ピットに向かうのを見送り、私もスタンバイ･･･

　そして１４：００決勝スタート。シグラルが青になったと同時に飛び出したのは予選４番手の松戸選手。しかし、Ｐ．Ｐからスタートの大治郎選手が負けじと加速していく･･･ホールショットを奪ったのは、大治郎選手。これで７戦連続だ（素晴らしい！！）。２位松戸選手、３位嘉陽選手と続く。 オープニングラップは大治郎選手、松戸選手、嘉陽選手、山口選手という順で戻ってくる。２周以降も３位までの順位は変わらず、後方４位争いは、山口選手と 中富選手で展開されている。ひらすら前だけを見つめて走り続ける大治郎選手･･･

　６週目、ペースの上がらない松戸選手を嘉陽選手が１コーナーでパスし、トップの大治郎選手を追撃する。トップ大治郎選手と２位嘉陽選手との差が徐々に縮まると同時に、２位と３位松戸選手の差も次第に広がっていく･･･このまま嘉陽選手と一騎打ちになってしまうのか？？と思われた１１週目、「嘉陽、転倒〜」 のアナウンスが聞こえたような･･･「えっ？？哲久転倒？？」 　
　１２週目、トップで通過した大治郎選手の後ろには＃１０嘉陽選手の姿はなかった･･･これで２位には松戸選手が浮上。その後ろからは、山口選手も近づいてくる･･･ しかし、嘉陽選手の転倒により、トップと２位に差は大きく広がる。このまま独走優勝だぁ！！と祈るようにレースを見つめる私たち･･･ 大治郎選手は、周回を追うごとに現れる周回遅れを次々とパスし、順調に周回を重ねていく。一方、２位松戸選手は、処理に手間取りさらに差が広がっていく。 追い上げを見せていた山口選手も周回遅れにつかまり、単独３位へ･･･
　そして３０周、スタートから一時もトップを譲らず走りきった大治郎選手がトップでチェッカーを受け優勝〜！！２位松戸選手、３位には山口選手が入りました。 最終ラップ、トップで戻って来た大治郎選手はウィリーでゴールしうれしさをアピールしていました。めちゃめちゃかっこよかったよー＾＾

　今回の優勝でポイントリーダー松戸選手とのポイント差は”６”とさらに縮まりました。しかしこの時点で、チャンピオン争いは最終戦までもつれることが決定しました。泣いても笑ってもあと２戦。次回第９戦は、大治郎選手が初優勝したところであり、９７年には全日本チャンピオンを決めたサーキットであるＴＩ。得意なコースだけに３連勝が期待できそうです。
　そして最終戦はもてぎ。ＧＰ帰りの宇川選手や中野選手らが参戦予定ということで、ますます白熱したレースになりそうな予感･･･ぜひとも日本ＧＰの”借り”を返す走りをしてほしいと思います。 絶対にやってくれるでしょう、大治郎選手は！！！そして『９９年全日本２５０ｃｃクラスチャンピオン』で、今シーズンが締めくくれますように･･･
残り２戦も精一杯大治郎選手に声援を送りましょう！！「愛はパワーだよっ」、ねっ大ちゃん（笑）
優勝そしてチャンピオン目指して頑張れ、大治郎！！！！ 私たちもますます盛り上がって行きたいと思いま〜す＾＾
大ちゃん、お疲れさまでした･･･