１１時半のスタートを待つライダー達

　８耐は午前１１時半、ル・マン式スタートにより一斉にマシンに駆け寄りスタートします。＃７１大玉コンビのスタートライダーは 加藤大治郎選手。いかに早くマシンに駆け寄りエンジンをかけ飛び出していくかがポイントとなります。 今か今かとスタートを待つ選手、そして観客･･･私もワクワクドキドキで落ち着かない（いつものこと（笑））。
　そして１１時半、一斉にスタート。ホールショットはＰ．Ｐの＃３３伊藤選手、以下＃４岡田選手、＃２柳川選手、＃４１芳賀選手と続く。注目の＃７１大治郎選手は５番手。 芳賀選手が果敢に前を攻め、２週目メインストレートでトップへ浮上し、芳賀、岡田、伊藤、柳川、大治郎の順。 バックストレートで柳川選手をかわした大治郎選手は４位へ。そして３週目のシケインでインから一気にトップへ 浮上〜！！このときばかりは鳥肌がたった･･･それほどすごい突っ込み＾＾いや〜さすが大治郎先生、いけてますっ！！ その後は岡田選手と抜きつ抜かれつのバトルを征し、６週目からは徐々にタイム差を広げはじめる。その間波乱が･･･ なんと９週目＃１００雄一選手のペアライダー、コシンスキー選手が転倒、さらには１３週目＃３３Ｖ３を期待されていた 伊藤選手が転倒･･･前を行く大治郎選手に追いつこうと必死に追いかけオーバーペースになった結果の転倒のように 思われるのですが（あくまでも憶測）、それほど大治郎選手は速かったってことなのね＾＾
　その後も２位岡田選手との差を広げ、９秒以上の差をつけたところで、２４周目岡田選手ピットイン。１周遅れて２５週目 大治郎選手ピットイン。１３秒のピット作業を経て玉田選手に交代するものの、すぐ後ろには＃４バロス選手が迫り、２６週目 トップに浮上。玉田選手も必死にバロス選手を追いかけ、なんと３６週目ダンロップコーナーインからとらえることに成功。 ８耐の前哨戦鈴鹿２００ｋｍで２位表彰台に立った玉田選手。この日もＧＰ選手相手にすごいバトルを展開！！すごいぞ、玉やん。 抜かれたらすぐに抜き返す･･･白熱したバトルは次のライダー交代（バロス５２週目）まで続きました。
　５３週目玉田選手ピットインで大治郎選手に交代。＃４岡田選手に抜かれるものの、すぐにトップに立ちまたまた差を広げていく。 もう大ちゃん１人舞台状態。コンスタントにタイムをきざみ、駆け抜けていく･･･もう誰にも止められません＾＾！！
　７９週目岡田選手ピットイン。２周遅れて大治郎選手がピットインするが、コースインしてからすでに２周を走っているバロス 選手が交代した玉田選手を抜きトップへ。このころから雨がポツポツ降り始め、徐々にトップバロス選手と２位玉田選手との 差が広がり始める。降ったり止んだりと天候が変わっていき、見ている私たちも雨宿りに行ったり、戻ってきたりで落ち着かない（笑） とにかくやんで後半の追い込みに期待したいところ･･･玉やん頑張れ！！
　１０９週目玉田選手ピットイン。大治郎選手に交代しコースインするが、すでに岡田選手が先に１コーナーへ･･･ 大ちゃん頑張れ〜！！行けぇ〜！！と思っていた１２７周目４時１７分･･･「加藤大治郎転倒〜！！」のアナウンスが･･･ えっ！？？キャーーーーーっ･･･とパニック状態･･･なんとかマシンを起こしてピットに戻ったものの、ケガはしていないか走れるのか、心配で 仕方がない私たち･･･なんとか修復し玉田選手がピットアウト。大ちゃんもケガはないということでホッと一安心。 トップから５周遅れたものの、とにかく最後まで走り続けて欲しい大玉コンビ。８位を走行していた雄一選手は１５１週目に １つ順位を上げ７位に。黙々と走り続ける雄一君、なんだかすごくかっこいいです＾＾雄一君も頑張れ〜！！ その後交代した大治郎選手もチームメイト＃９５の生見選手をかわし８位へ浮上。前を行く＃１００を追いかける。 大ちゃんｖｓ雄一くんのバトルを期待したのですが、走るタイミングが違い見ることができずに残念･･･ 残り時間４０分を切ったところで玉田選手に交代し、無事大治郎選手は４回の走行を終えました。お疲れさま＾＾
　一方上位はどうなっているかというと、トップは相変わらず＃４、２位＃１１、３位＃２。ここから＃２KAWASAKIの井筒選手が 猛追撃を開始！１周ごとに着々とタイムを縮め、＃１１スライト選手にどこまで追いつけるのか･･･最後の最後で場内は大興奮^^;; そして午後７時半、２１３周を終えた＃４ラッキーストライクホンダのバロス選手がトップでゴール。最後まで＃１１を追いかけ ていた＃２井筒選手でしたが、残念ながら追いつくことはできず３位でゴールしました。＃１００武田雄一選手は７位、 ＃７１大玉コンビ、玉田誠選手が２０９周目でチェッカーを受けました。

感動のゴール後	優勝した岡田＆バロス組	恒例の花火

　今年もあっという間に過ぎてしまった８耐。ワークスチームが転倒・トラブルでリタイヤや順位を落とした中、ミスなく確実に 走りきった＃４岡田選手＆バロス選手が優勝しました。序盤からトップに立ち、レースをひっぱっていた＃７１大治郎選手＆玉田選手 でしたが、天候が目まぐるしく変わる状況の中残念ながら転倒、順位を落としてしまいました。しかし、その後も少しでも挽回しようと 必死に走り８位でゴールしました。
事前テストから調子がよく、計時予選でもただ１人２分８秒台で走っていた大治郎選手。 決勝での走りも全選手の中で１番光っていたと思います。かっこよかったぁ〜感動したぁ〜(^^)玉田選手とバロス選手のバトルも素晴らしかったです。 急遽出場となった雄一選手も最後まで頑張っていてとってもかっこよかったです。
選手の皆さん、スタッフの皆さん、そして応援の皆さん、暑い中本当にお疲れさまでした。 来年こそは、表彰式で「だいじろ〜〜〜」コールが出来るといいなぁ･･･
また来年もこの感動を味わいにサーキットに行こうと決心するのでした･･･（終）

レース後HONDAのパーティーにて （友人より提供）	大ちゃん、玉ちゃんお疲れさまぁ〜