８耐から約2ヶ月、リオGPを終えた大治郎選手はもてぎで行われるパシフィックGPに向け帰国、9月29日にお台場で行われた直前プレイベントに出席し、数日後に迫った母国でのレースへの意気込みをアピールした。
そして迎えたパシフィックGP・・・日本では、4ストマシンに乗り換えて初めてのレースということもあり、大治郎選手に期待を膨らませた多くのファンがもてぎへ詰め掛けた。
金曜日の予選では見事暫定P.Pを獲得。250の時代も得意としていたサーキットだけにRC211Vに乗り換えても
速いのはさすがの大ちゃん。明日の予選も期待大！
今回管理人は仕事の都合により土曜朝からサーキット入り・・・朝から暑いくらいのいい天気の中で行われた2日目午前のフリー走行は、1’50.327で6番手で終了、そしてP.Pを賭けた午後の予選では開始30分後、1’49.422を叩き出しトップへ浮上〜しかし勢い余ったのか！？翌周５コーナーで転倒を喫してしまう＞＜ライダー自身は問題ないとのことで、T-カーに乗り換え再びコースイン。残り時間わずかになると各車徐々にタイムアタックを開始し、P.P目指して走り抜けていく・・・大治郎選手もタイムアタックを試みるが残念ながら前日のタイムを上回ることはできず、チェッカーを待たずに３番手で予選を終了した。トップは#65カピロッシ選手、２番手には#7チェカ選手がつけるものの、共に予選１回目の暫定P.Pタイムを上回らず、今シーズン初、日本でのレースで大治郎選手がP.Pを獲得した。
ただでさえ、大治郎選手の姿を一目見ようと朝からピット裏のスイートの周りはファンで埋め尽くされていたのだが、P.P獲得でさらにその人ごみは増え、出入りするのも一苦労だったようだ・・・「大ちゃんもすごいことになっちゃったよなぁ・・・」なんて思いながら（全日本時代から見ていることもあり、何だか遠くへ行ってしまったような気分・・・！？笑）ちょっと離れたところからそんな光景を見ていた。
この日、お昼にHONDAブースで行われたトークショーにもたくさんの人が詰め掛け、相変わらずの大治郎トーク（失礼！？）を堪能した。さらに今年からmotoGPより大治郎Tシャツも売られたこともあり、いたるところで一目でわかる「DAIJIRO」ファンを多く見かけた。
予選終了後に行われたピットウォークも出ている気配がなく（出てたらすいません）、パドックでもほとんど見かけることが出来なかった大治郎選手だったが、何やらTAICHIのテント前に群がる人々を発見！行ってみるとそこには大治郎選手の姿が！！慌ててカメラを取り出したものの、とある事情によりその人ごみに紛れることができなかった管理人はその様子をまたもや一歩離れたところから見ていたのであった・・・＞＜
結局この日は大治郎選手に声をかけることもなく、サーキットを後にした・・・

１０月６日（日）
　迎えた決勝。ここ２戦リタイヤが続いていただけに決勝は晴れて欲しい！というみんなの願いが通じたかのようにこの日も朝からいい天気に恵まれ、ちょうどよいレース観戦日よりとなった。
今回もたくさんのファンの方々と一緒に大治郎選手を盛り上げたい！と思い、急遽応援有志企画を直前に立ち上げたものの果たして500人も集まるのか？グッズが余ってしまったらどうしよう？？などという不安もあったが、8時に配布スタートしたと同時にあっという間に大行列になり、わずか20分足らずで終了してしまった。それでもまだ
行列は繋がっており、見本で貼ってあったものでもいいから欲しいと申し入れる方もいたほど、大盛況であった。
この場をお借りしてこの企画にご協力くださった皆様、そして参加してくださった皆様にお礼を申し上げます。
ありがとうございましたm__m
朝行われたフリー走行では1’50.246で3番手、前日転倒してしまっただけにマシンの状態も気になるところだが、
あとは決勝を待つのみ・・・
もてぎは他サーキットに比べ、オーバルコースを挟んでいるためグラスタからではコースが遠いという難点があるが、それでも応援グッズとして配布した「74」のポスターを持ちスタートを待つ・・・
各車ピットを離れ、１周のウォームアップを終え、グリッドへ・・・さらにサイティングラップに向けエンジンが始動
し始めるといつもの緊張感がさらに高まってくる・・・
そして14:00、決勝スタート。P.Pから好スタートを切った大治郎選手だったが、ホールショットは#65カピロッシ選手に奪われ、３〜４番手あたりにつける。ヘアピンで#46ロッシ選手がトップに立ち、ロッシ、バロス、カピロッシ、大治郎選手の順でコントロールラインを通過、そして1コーナーでカピロッシを抜いて3位へ浮上しこの周早くもファステストラップを叩き出し、前2台を追撃する。
３台がピタリと繋がり４周目に入ると、２位バロス選手と３位大治郎選手との抜きつ抜かれつのバトルが展開され、さらに５周目には５コーナー進入でバロスがトップへ、さらに６周目の５コーナーでロッシの進入ミスで大治郎選手が２位へ、とレース序盤からHONDA-RC211Vの白熱したバトルが展開される。トップ争いで唯一２ストに乗るカピロッシも離されずについていく。後方では#15SUZUKIのS・シベルナウ選手がマシントラブルによりリタイヤとなった。さらに7周目、20年ぶりにGP復活が注目となったKAWASAKIの柳川選手が５コーナー付近でハイサイドにより転倒リタイヤと波乱の展開に・・・
そして８周目、まさかの出来事が発生！ダウンヒルストレートエンドで大治郎選手が突然の失速・・・シフトミスかと思われたが、首を振りながらストレートを何とか走り抜けていく姿に愕然とする・・・なんとマシントラブル発生によりこの周マシンをピットに戻し、リタイヤとなってしまった＞＜
その後トップ争いはバロスvsロッシに・・・カピロッシも離されずついていくが周回を重ねるごとに少しずつ離され始める。2台のトップ争いはレース終盤になるにつれ、激しくなるり、１9周目にロッシが一旦トップに立つものの、翌周再びバロスがトップへ。そしてそのまま逃げ切りRC211Vに乗り換えて初の優勝を獲得した。2位にはロッシ選手、3位にはカピロッシ選手が入りパシフィックGPは幕を閉じた・・・

まさかのトラブルリタイヤという非常に残念な結果に終わってしまった今年のパシフィックGP・・・誰もがもてぎでの優勝を期待していただけにとても悔しいですが、予選から「さすが大治郎！」と思わせてくれる走りをたくさん見せてくれました。
夕方スイートから一晃くんを抱いて出てきたところにようやく会うことができ、「大ちゃん、写真いい？」と尋ねたところ、「どーしよっかなぁ・・・」と呟きながら去って行った大治郎選手・・・大ちゃんらしいと思う反面、ちょっと待てーーーーーだいじろーーー！！と思いつつ（爆）勝手に撮ってみた。（ヒドイぞ、大ちゃん＞＜）そんな大ちゃんでも後ろから「大ちゃん、お疲れさま」と声をかけるとちゃんと反応してくれるところがうれしかったりするのであった（笑）

今シーズンも残り3戦、今年中に必ず1勝できるように頑張ります、と語る大治郎選手から目を離さずにはいられませんね。優勝目指して、頑張れ大治郎！！！

大治郎選手およびチーム関係者の皆様、もてぎへ行かれた皆さん、お疲れさまでした。