待ちに待った2002年の開幕。昨年１１勝を挙げWGP250ccチャンピオンに輝いた大治郎選手は、マシンを乗り換え小さい頃からの憧れだったHONDA　NSR500でＧＰ最高峰のmotoGPクラスへステップアップ。今年から2ストに加え4ストマシンが混走するこのクラスで初チャンピオンに向け、シーズンオフからテストを重ねてきた大治郎選手。事前テストでは4ストマシンを駆るＶ・ロッシ選手がトップタイムをマークするなど、4スト有利が囁かれている中、大治郎選手も非公式ながら２分４秒台と4ストに負けないタイムを叩き出していた・・・果たしてレースの上ではどちらが速いのか！？鈴鹿マイスター大治郎の（250からの）連覇はなるのか！？そんなmotoGPデビューを果たした大治郎選手を盛り上げようと今回も『大治郎応援席』が設けられた。もちろん管理人も久々のサーキット、そして500ccでの走りを堪能するために金曜日から鈴鹿入り♪
強風の中で行われた午前のフリー走行では、何と開始直後にスプーンコーナーで転倒・・・＞＜幸いケガはないようで一安心＾＾何とかピットに戻ってきた大治郎選手はマシンを乗り換えて再びコースインし、４番手につけた。フリーでは、ロッシも200Rで転倒と初日から波乱の幕開けに・・・午後はさらに風が強い中、半分を過ぎたあたりから徐々に動きが見られ、大治郎選手が2'05.858のトップタイム叩き出す。しかし・・・すぐにカピロッシに抜かれてしまいそのまま暫定ポールに。大治郎選手は７番手で終了。2スト勢では２番目のタイムだが、やはり4スト速し・・・まだまだ明日がある！頑張れ、大ちゃん！！！

そして２日目。前日とは違って穏やかないい天気の中行われたフリー２回目は８番手。テストで４秒台を叩き出しているだけに最後の勝負、午後の予選に期待がかかる。そして予選２回目、まさにＧＰ開幕にふさわしいほどトップタイムの押収合戦にあちこちから歓喜の声やため息や歓声が聞こえ、大盛り上がり＾＾残り１０分を切ったところで大治郎選手が４秒台へ突入〜4ストと互角の勝負が始まる。続けてタイムアタックをした大治郎選手だったが、ダンロップコーナーでコースアウトしてしまい、ここで終了＞＜（今回、ダンロップコーナーの改修により、コースアウトや転倒してしまったライダーさんたちがたくさんいたようですね・・・）
結局２回目は2'04.491で６番手。明日のスタートグリットも６番目となった。
予選を通しては4スト有利のように思われたが、カピロッシ、大治郎選手ともに互角の争いをしていただけに果たしてどんな展開になるのだろうか？？・・・しかも夕方から雨も降ってきてしまい、天候も気になるところ・・・頼むからドライで、せめて雨だけでも止んで欲しい・・・そう願いながらサーキットを後にした。
この日、予選終了後HONDAブースで行われたトークショーに登場した大治郎選手♪たくさんの観客がその姿を見ようと早くから詰めかけていました。パドックでも常にHONDAピットの前は人がいっぱい！大治郎選手が出てくるとどこからとなく人が溢れかえっている状態（笑）そんな中、走行前にも後にも囲まれていた大治郎選手は写真やサインなどファンサービスに努めていました＾＾応援席のことを伝えると、大ちゃんは「ハイっ」と一言笑顔で答えてくれました＾＾

４月７日（日）
　迎えた決勝。朝から雨・・・午後には晴れるとの予報も外れではないか！？と思うほど、空はいっこうに明るくならない・・・＞＜時より止んだりするものの数分後にはまた降り出すといったはっきりしない天気にイライラ・・・
朝のウォームアップは１９番手で終了し、あとは１４：００のスタートを待つのみ。大治郎応援席にも続々と人が集まり決勝に向けてスタンバイする。とはいうものの、いっこうに止まない雨・・・しかし、せっかくの開幕戦で何もしないのは・・・と思い、応援席申し込み特典の「７４」ポスターを掲げ応援をすることにした。
各車ピットを離れ、グリッドにつき始めると久々のレースにドキドキわくわく・・・選手紹介が終わり、エンジン音が鳴り響く・・・１周のウォームアップを終え、スタートを待つ。そして・・・
１４：００，決勝スタート。が、しかし・・・スタートに失敗＞＜最下位まで順位を落としてしまう・・・一方ホールショットは#33ワイルドカード参戦のSUZUKIのニューマシン「GSV-R」を駆る梁選手。そこにやはり4ストを駆るHONDAのＶ・ロッシ選手、伊藤選手、YAMAHAのＣ・チェカ選手が加わりトップ争いは４台に。2スト勢ではYAMAHAのノリックが５位と検討中・・・雨の中リタイヤしてしまうライダーが多い中で大治郎選手は我慢のレースを強いられる。これがドライだったら、もう少し追い上げられるのだろうと思ったが、雨の中無理してしまって転倒につながってしまっても困るし・・・とにかく毎周無事にコントロールラインを通過する姿を見守ることに。しかし後半、徐々に開いていた差がついに周回遅れという結果に・・・＞＜後ろからトップが迫ってきていた時には「あれっ！？大ちゃんトップ？？」と思ってしまうような・・・それが本来の光景だったかもしれないのに・・・＞＜
結局最後は２位以下を離してロッシ選手が優勝、２位にはワイルドカード参戦の梁選手、３位にはチェカ選手が入った。完走を果たした大治郎選手は１０位でゴールし、５ポイントを獲得。2002年開幕戦は4スト圧勝といった感じで幕を閉じた・・・


　大ちゃんなら4ストの勢いを止めることができる！と思っていただけに、今回の結果は悔しい・・・の一言ですが、苦手と言われるウェットコンディションの中、確実に走り切り５ポイントGETできたことは、長いレースシーズンを通してみると非常に大きいものではないのでしょうか！？？１ポイント差をかけたチャンピオン争いもありますからね・・・
大治郎選手をはじめ、チーム関係者の皆さま、鈴鹿に行かれた皆さん、本当にお疲れさまでした。まだまだ2002年シーズンは始まったばかり！『ｍｏｔｏＧＰ』クラス初チャンピオン目指して、頑張れＤＡＩＪＩＲＯ〜〜〜！！

応援席参加の皆さんも雨の中お疲れさまでした。またこのような機会がありましたら、みんなで盛り上がりましょう！今回残念ながら参加出来なかった方も次回はぜひ一緒に応援しましょうね＾＾
なお、応援席参加の皆さんから書いていただいたメッセージはすべて大治郎選手に直接お渡ししました＾＾ご協力、ありがとうございました。
最後に、今回の企画にご協力頂きました皆さまにこの場をお借りしてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
そして・・・全てを仕切ってくれたおがち、本当にありがとう＆お疲れさま＆ごめんね・・・