’０１　８耐

　８耐からちょうど２ヶ月、９／２３にヨーロッパラウンドを終えた大治郎選手は、第１３戦もてぎで行われるパシフィックＧＰに向け早々と帰国した。残り４戦、『世界チャンピオンに一番近い男』として帰国後もきっと取材やらで忙しい日々を送っていたのではないだろうか！？？そんな大治郎選手を応援すべく、当ＨＰでは『大治郎応援席』企画を立ち上げ準備を進め、金曜午後からもてぎへＧＯ～！
午前のフリー走行はあいにくの天気だったようで７番手で終了。午後は少しずつ天気も回復し、ドライコンディションでの予選となった。大治郎選手がタイムを出せば、原田選手も上げてくる・・・結局この日は原田選手がただ１人５２秒台を出し予選トップ。大治郎選手は２番手につけた。２５０では初めて走るもてぎコースでの暫定ポールとはやはりさすがである。大ちゃん負けるなぁ！！！

そして予選２日目。前日とは違って秋晴れのいい天気の中行われたフリー２回目ではトップタイムをマーク。午後の予選でのポールポジション獲得に期待がかかる。予選２回目もやはり＃７４と＃３１のトップの押収に＃５のメランドリが少々絡んでくるといった感じで進んでいく・・・果たしてポール獲得なるのか！？
しかし、初日の原田選手のタイムは上回ったものの、さらに自身のタイムを縮めてきた原田選手に及ばず、予選総合２番手で終了。しかし勝負は明日！昨年の自身のＰ．Ｐタイムを上回れなかったものの、全日本時代、そして昨年と優勝しているサーキットだけに期待大！！果たしてどんな展開になるのだろうか・・・
この日は予選の合間にトークショーにも登場した大治郎選手♪たくさんの観客がその姿を見ようと早くから詰めかけていた。そしてお昼、予選後のピットウォークでも、常にピット前は人・人・人・・・しかし残念ながらミーティングや取材等で大忙しだった為、ファンの前に姿を現すことはなかった・・・＞＜
いつでもどこでもファンに囲まれている大治郎選手をやっとの思いでつかまえて、応援席のことを伝えると、いつものように大ちゃんは「ハイっ」と一言（笑）久々に大ちゃんに会えた満足感でサーキットを後にした・・・

１０月７日（日）
　迎えた決勝。朝からいい天気に恵まれ、日向は熱いほどに＾＾朝のウォームアップ走行をトップで終了し、あとは１２：３０のスタートを待つのみ。大治郎応援席も徐々に賑わいを見せ、決勝に向けてスタンバイする。とはいうものの、もてぎは鳴り物類が規制されている上、ロードコースまで遠いという難点が・・・＞＜とにかくみんなで大治郎選手を応援し、一緒にレースを楽しもう！ということになった。
各車ピットを離れ、グリッドにつき始めると久々の緊張感が戻ってくる。何度見てもこればかりは仕方がない（苦笑）選手紹介が終わり、エンジン音が鳴り響く・・・そして、
１２：３０，決勝スタート。好スタートを決めた#74大治郎選手は１コーナー進入でマシンが振られ、ホールショットは#31原田選手、以下#5メランドリ選手、大治郎選手と続く。１周目からペースを上げる原田選手は２位以下を引き離しにかかる。地元日本だけに大治郎選手にとっても原田選手にとっても負けられない戦いだ・・・
オープニングラップを終え、トップは原田選手、２位メランドリ選手、３位大治郎選手、以下マクウィリアムズ選手、松戸選手と続く。３周目あたりからトップ争いは３台に絞られ、トップに離されないためにも早めにメランドリ選手を抜いておきたいところだ・・・大ちゃん、頑張れ！！
そして６周目の３コーナーで悲劇が起こった＞＜前を行くメランドリ選手が３コーナー立ち上がりでハイサイド転倒～大治郎選手は避けきれず巻き込まれてしまった！！メランドリ選手に乗り上げる形で激しく転倒・・・再スタートを切ることができずここでリタイヤとなった。
結局原田選手が独走で優勝、２位争いを制したのは大治郎選手のチームメイトであるアルサモラ選手、３位にはマクウィリアムズ選手が入った。

　前を行く２台を追いかけている中で起きてしまった出来事・・・あの瞬間、応援席では誰もが「まさか、大ちゃんが・・・＠＠」そして次の瞬間、みんなの怒りがＭ選手に・・・しかし、意図的ではないので仕方がないことではあったもののこんな形でレースを終えるのは私たちファンにとっても悲しいことであり、何より大治郎選手にとって一番悔しかったことだろう・・・でも幸い巻き込まれた大治郎選手に大きなケガはなく本当によかったです＾＾
残り３戦に向け応援団の皆さんに書いていただいたメッセージを届け、あとはチャンピオンに向けて突き進んでもらうのみ！

そして迎えた第１５戦マレーシアＧＰで１０勝目をマークし、ついに念願の世界チャンピオンに輝いた大治郎選手。誰もがこの瞬間を待ち望み、そして喜びに浸ったことだろう。強いばかりでは成し得ない、運も備わっていなければ勝ち取れないチャンピオン・・・その重みを誰よりも知っている大治郎選手。そして誰よりも喜んでいることと思います。（某番組では『ふつう』と答えていましたけどね・・・（笑））
さらに最終戦リオＧＰでも優勝を飾り、シーズン１１勝の新記録を樹立しました。２５０ｃｃクラスでのラストランも素晴らしい走りで締めくくった大治郎選手。今年はまさに大治郎選手のためのシーズンであったようにも思えますね＾＾
大治郎選手をはじめ、チーム関係者の皆さま、本当におめでとうございます。そして１年間お疲れさまでした。
来年は新しくなった『ｍｏｔｏＧＰ』クラスで初チャンピオン目指して、頑張れＤＡＩＪＩＲＯ～～～！！