待ちに待ったパシフィックＧＰ。日本で大治郎選手の走りをみられるのは８耐以来ということで応援する私たちも気合十分でもてぎへ乗り込む･･･はずだったが、急用ができサーキットに到着したのはお昼過ぎ･･･まずは大治郎選手のピットを確認！横断幕を見える場所に貼り準備ＯＫ！！１週間前のリオＧＰでの優勝をお土産にもてぎ入りした大治郎選手。チャンピオン獲得の可能性を残しているだけに大いに期待がかかる。おまけにここもてぎは走り慣れているサーキットであり昨年全日本でも優勝しているところ。さらに付け加えると非公式であるものの、昨年のテストで1'52.1のコースレコードをマーク している。勝つ要素バッチリだ！！あとは雨さえ降らなければ･･･
　予選１回目、気温が低く路面温度も上がらない中での走行だったが、トップはやはり大治郎選手。他の選手が1分53〜55秒台で走行しているのに対し、唯一1'52.711をマークしトップで終える。この日最後に行われたピットウォークではたくさんの観客が大治郎選手の姿を見ようとピットに群がった。（しかし残念ながら、取材やミーティング等で大忙しだった為出ることが出来ませんでした）
　予選２回目も順調に走行を続けていく大治郎選手。リーダーボードトップに他の選手が躍り出ると、すぐさま#74がタイムを更新。まるでたった１人で走っているかのように他のライダーを寄せ付けない。見ている私たちにも余裕の走行のように思えたほど、おもしろいようにタイムが更新されていく･･･そして、1'52.574と１回目のタイムをさらに上回りＰ．Ｐを獲得した。１日目、２日目と４回のセッションをすべてトップで終えた大治郎選手。明日の決勝に期待がかかる･･･

　ついに迎えた決勝。今回も応援団結成ということで続々と集まってくる大ちゃんファン＾＾応援チケットを購入した人だけの特典であるサイン入り帽子（大治郎選手および関係者の皆様、本当にありがとうございました）をかぶっての応援となった。
　朝のフリー走行トップは#56中野選手。大治郎選手は２番手につける。予選すべてトップ、そして決勝朝のフリーで２位･･･どこかでまったく同じことがあったような･･･？？そう、昨年のＭＦＪグランプリ･･･あのとき大治郎選手のぶっちぎりでの優勝だったことを思い出し、何となくいい感じ♪と勝手に思いこむ管理人（単純だぁ（笑））
決勝前の大治郎選手もいつもと変わらないご様子＾＾帽子のお礼と、「頑張ってね！！」と声をかけ、スタートのときを待つ･･･



　そして１２：３０決勝スタート。好スタートを切ったのは#56中野選手と#74大治郎選手。１コーナーの進入争いが注目されたが、ホールショットを奪ったのは#56中野選手。 しかしすぐに３コーナーで大治郎選手が中野選手をパスしトップに出る。以下#4宇川選手、#21メランドリ選手、#19ジャック選手と続く。
２周目に早くも大治郎選手が２位以下を引き離しにかかるが、離されまいと中野選手、宇川選手もついていく。２周目終了時点で早くもトップ集団はメランドリ、ジャックを加え５台に絞られ、 ６位以下を大きく引き離していく。この集団の中でも大治郎選手、中野選手は周回ごとにタイムを上げており２位と３位の差が徐々に広がっていく･･･ここから大治郎、中野の一騎打ちがスタート！！ 後方では３位争いからメランドリ選手が少し抜け出す。
８周目、５位走行中のジャック選手が宇川選手をとらえ４位に浮上。この時点での順位は、大治郎、中野、メランドリ、ジャック、宇川の順。
９周目に入ったあたりで上空からポツリポツリと･･･一斉に某雨女●●ちゃんを見る私たち（爆）「お願いこのまま止んで〜〜」とあちこちで声を上げる応援団･･･その甲斐（？？）あってか、すぐに 雨は止みホッと一安心＾＾再びレースに集中！！大治郎選手、中野選手は依然ファステストを叩き出しながらトップ争いをしている。コーナーでつめる中野選手に対して立ち上がりで離す大治郎選手。様子を見ているのか、それとも抜きたくても抜けないのか！？？中野選手の動向が非常に気になる･･･一方大治郎選手はいつものごとくただ前だけを見て走り続ける･･･
１１周目、中野選手が１分５２秒台のファステストをマークすると、１４周目に５２秒台に入れた大治郎選手も負けじと１６周目に1'52.835のファステストを叩き出す。この２人、まだまだ余裕なのか！？？
１７周目、今度は中野選手1'52.680のファステスト。大治郎選手もレース中の自己ベストを更新する。周回ごとに白熱するバトルはまだまだ続く･･･さらに１８周目も両選手、タイムを更新。
２１周目、今度は大治郎選手が1'52.363をマークしたのにも関わらず２２周目には1'52.265を叩き出す中野選手。全日本時代からライバルと言われ続けた２人だけに絶対に負けたくないはず･･･
そして迎えたラストラップ。コース後半は予選を通して速い区間だっただけにヘアピンまでに抜かれなかったら大丈夫だろうと言われ、「お願い、絶対抜かれるなぁ！！」と祈りながらビジョンを 見つめる･･･ダウンストレートをトップで駆け下りてきた大治郎選手の姿を見て、「もう大丈夫だ」と言い聞かせてはみるものの、姿が見えるまでは心配で仕方がない（いつものことだが･･･苦笑） そしてセカンドアンダーブリッジからトップで出てきた大治郎選手。そのまま押さえきってトップでゴ〜ル！！今季４勝目、リオＧＰに続いて２連勝！！おめでとう、大治郎選手♪

残すは最終戦オーストラリアＧＰ･･･ランキングトップのジャック選手とは11ポイント、2位中野選手とは9ポイント差に詰め、 チャンピオン争いは最後までわからなくなってきました。もちろん大治郎選手にも可能性は大！最後まで何が起こるかわからない･･･ ここまで来たら自分の決めた道信じて行くしかない！！大ちゃんならきっとやってくれるでしょう！！頑張れ、大ちゃん！ＧＥＴ　ＴＨＥ　ＷＯＲＬＤ　ＣＨＡＭＰＩＯＮ！大治郎！！ 現地に行く皆さんもＴＶ観戦の皆さんも、みんなで大治郎選手にエールを送りましょう！！愛はパワーだよっ、大ちゃん＾＾

photo by YOSHIDA HAYATO

I just keep on running to the top.
言葉じゃなく　try so hard　ココロとカラダ舞い上がれ
I just keep on running always.
どんなときだって　never cry　自分で決めた道信じたい
新しい扉を押し開ければ　何か響くだろう　　　　　（song by 20th Century)